【備忘録】iPhoneで撮影した動画がPCのPremiere Proで白くなる問題
iPhoneで撮影した動画をPCのPremier Proで編集するためには、フッテージの変換が必要
動画撮影の仕事をしてます。
普段は撮影時間が30分から4時間ぐらいと長いので、家庭用のビデオカメラを使用しています。
先日10分程度のメッセージ動画を撮影する必要があって、
気軽にiPhoneとiPadの2台体制で撮影して、PCのPremiere Proで編集しようとしたところ

白!!(本当は机の上に置いている白い紙が写っている)
iPhone(12mini)の映像だけ白くなった〜。
iPhone壊れた?とiPhone内の動画を確認しましたけど、問題なし。
パソコンでググってみたところ
iPhoneはHDRで撮影されているので、変換が必要とのこと。
場所は
変換したい動画のクリップを選択してから

右クリックでメニュー表示
変更の中のフッテージを変換
Rec.709を選択

OKを押すと

色が出てきた〜。
撮り直しすることなく、無事に動画が完成しました。
そもそもHDRって?
手間を惜しんで、手間を引き込んだ今回。
そもそも、HDRってなんなのさ〜って話なんですけど
HDRとは、High Dynamic Range(ハイダイナミックレンジ)の略称だ。簡単に言うと、明るさの違う複数の写真を合成することで、逆光や暗所での撮影でもキレイな写真を残せる機能だ。教科書的に説明すると、「通常撮影時(SDR/スタンダードダイナミックレンジ)に比べて、より広い明るさの幅(ダイナミックレンジ)を表現できる技術のこと。
Time & SPACE より
iPhoneは12シリーズからHDRでのビデオ撮影機能が搭載されているそうで、設定画面を確認すると

一番下でさりげなく選択できるようになっています。デフォルトでONになってます。
(静止画のHDRモードはXsのシリーズから搭載されているんだって)
iPad Pro 11(M1)はというと

こんな感じで、項目自体がありません。
なので、iPhoneで撮影した方だけ白くなったんですね。
一般的にHDRでの撮影が向いていると言われているシーンは、
- 部屋の中から屋外を撮影するとき
- 雲や水辺、路面など、光が反射している場所
- 森や公園など、強い日差しが差している場所
とのことで、今回は室内で通常のライティングでの撮影だったので、そもそもHDRは必要なかったという…。
(iPadでも綺麗に撮影できたもんね)
そうは言っても、撮影時にいちいちオンオフするのもなんですし、基本はオンのままですね。今後も(苦笑)。
また忘れそうなので、備忘録として、記事に残しておきます。
今回参考にさせていただいたサイト
iPhone 12「HDRビデオ」の注意点。実は静止画にもHDR情報?
HDR動画(HLG)をSDRで書き出しすると白飛び&色がおかしい。Premiere Pro内で変換して書き出す方法(2022年版)
スマホカメラの『HDR』機能って? 使ったほうが良いシーンを写真で解説
iPhoneカメラのHDRとは 撮り方、オンオフ方法、写真が2枚保存される対処法